おはなし
絵姿にょうぼう
~日本のむかしばなし~
ある日、ごんべえの目の前に美しい女の人が立ちました。ごんべえはただうっとり。女の人はごんべえのお嫁さんになりますが、お嫁さんが見えないと仕事が手につかなくなったごんべえは、お嫁さんの姿を絵にかいて畑へ持っていくことにしました。ところが風が吹いてその絵が飛んでしまい、こともあろうに殿様の顔へペタッ。
絵姿を見た殿様もただうっとり。この女の人をつれてまいれと家来にいいつけます。日本の民話を素材にユーモアたっぷりに上演します。
1996年度 厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財
トウモロコシはだれのもの
~南米コスタリカのむかしばなし~
働きもののうさぎが汗水流してやっと育てたトウモロコシなのに、カミキリムシが来てよこせといいます。実ったらあげると約束してなんとか帰ってもらうと、次はにわとりというように動物が次々とやってきて、とうとう狼までやってきます。みんなにあげたらうさぎの分がありません。トウモロコシを育てたのはうさぎなのに…。うさぎが嘆き悲しんでいる所へ猟師さんが通ります。さて、トウモロコシは誰のものになるでしょう。南米コスタリカの民話を色彩豊かに上演します。
1978年度 厚生省中央児童福祉審議会推薦文化財